中山秀征、大林素子、村上佳菜子が五輪座談会! 選手村の女子部屋に入ってきた松岡修造

左から村上、中山、大林

東京五輪・パラリンピックが23日に開会式を迎える。J:COMのオリジナルチャンネル「J:テレ」では大会期間中(24日から8月8日まで)、セーリング、近代五種、ホッケー、3×3バスケットボール、スポーツクライミング、ゴルフ、ボクシングの7競技を放送する。メインMCに中山秀征(53)、コメンテーターに大林素子(54)と村上佳菜子(26)が就任。意気込みを語ったが、トークは脱線しまくり、爆笑の連続となった――。

――今回は無観客開催

中山 テレビでしか見られないのでチャンスに変えるべき。技術力、映像のすごさで躍動感を会場にいる以上にお届けできるよう、我々がサポートできれば。

――チームワークは

中山 大林さんとは同じ昭和42年生まれ。佳菜子ちゃんはこの間まで現役だから、選手の代弁者としてやってほしい。

――注目の競技は

中山 3on3…、スリーエックスか。どうしても3on3って言っちゃう、世代的に。1990年代後半に空前の3on3ブームになって原宿とかにコートがいっぱいできた。同時に流行ったのがエビアンを首からぶら下げる、ですよ。

大林 流行ったね~。

中山 エアマックス狩りとかね。

村上 えー、ついていけない(笑い)。

大林 中継中にやります? 首からエビアン。

村上 私も検索してみます(笑い)。

中山 スポーツ=ファッションを感じた一番最初。3×3が競技として五輪で見られるというのは楽しみ。ステファニーちゃんというすごい選手がいるんでメダルが期待できると思う。

――コロナに感染したが、ゴルフの松山英樹選手にもメダルの期待が

中山 「コロナなんかに負けねーぞ」っていうぐらいの強さを見せてくれると思います。

――大坂なおみ選手の取材拒否も話題になった

大林 (復帰までの)期間が短かったし頑張ったと思う。私たちの時代は、何しようが取材を受けなきゃいけない。決まりが厳しかった。

中山 負けた時に取材されることもあるよね。

村上 息が上がったまま、インタビューを泣きながら受けたり。ありがたいけど傷つくこともある。私はどっちかというとフィーチャーされない選手だったので、そういう選手のこともひと言だけでも伝えたり、どの選手のよさも伝えていけたらいいなと思います。

――中山さんは話を聞き出すプロ。沢尻さんとの対談は伝説(※注)

中山 あはは。弱点を教えてくれなかったやつね。世紀の凡戦と言われた対談で…みんなこの話、好きだね(笑い)。

――聞き出す極意は

中山 聞き方なんですよ。実は間があってもいい時ってある。しゃべらず待つことも大事。聞かずして伝わることもある、究極は。いつの間にかスルスルと「何だよ、しゃべっちゃったな」って言ってもらえるのが一番、やりがいがある。沢尻さんの時は失敗しましたけど(笑い)。

――ところで選手村はどんな感じですか

大林 当時、女子バレーは12人で1つの部屋でした。普通、男子が入ってくることはないけど、松岡修造君だけはいつも入ってきた。

村上 えー!

大林 女子バレーの部屋って、食べ物とか治療器具とか何でも用意してある。うちの部屋に来て食べたりマッサージやったり、缶とかに石を入れて一緒に応援グッズを作ったり。選手なのに、あの時からそっち側(応援側)だった(笑い)。

中山 現役の時からそうなんだ。すごいね。

――改めて意気込みを

大林 五輪は出るのが3回、伝えるのが6回目。その瞬間、感じたものを伝えていきたい。

村上 無観客で選手たちは不安な部分があると思う。私たちは選手の味方だし、全力でテレビの前で応援するので安心して全力で戦ってほしい。

中山 今までに取り扱ってなかったスポーツの中から必ずスターが生まれる。平昌五輪・カーリング女子の「そだねー」みたいに。やっぱりテレビが頑張んなきゃ!

※注…中山がMCを務めていた生放送番組「ラジかるッ」(日本テレビ系)に女優・沢尻エリカがゲスト出演した際、不愛想な沢尻に対し、中山はいろんな質問を投げかけ続けた。弱点について質問すると、沢尻は「あっても言いません」と憮然として答えた。

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