木村盛世氏が国民にお願いばかりの分科会・尾身会長に苦言「どう考えてもおかしい」

木村盛世氏

元厚生労働省医系技官で医師の木村盛世氏が21日、ツイッターで新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長の発言を批判した。

尾身会長は20日の日本テレビ報道番組で東京都の新規感染者数は8月第1週には過去最多の3000人近くまで増加し医療ひっ迫する可能性が非常に高いとして「ここ1、2か月はもうひと頑張りして医療崩壊、ひっ迫が起きないにしてほしい」と協力を呼びかけた。

この発言に対し木村氏は「いい加減に身内である医師にコロナ対応させる様、働きかけていただきたい。国民に行動制限ばかりは、どう考えてもおかしい」と苦言を呈した。

木村氏は世界トップクラスの病床数を誇る日本の医療界が、現在の感染者数で医療ひっ迫を起こしていることに対し疑問の声をあげており、日本の医師会がコロナ専門の病床者数を増やすことに協力的ではなかったとして批判していた。

元内閣官房参与の高橋洋一氏が「欧米に比べて日本の感染者数はさざ波」とツイッターに投稿して問題視されたが、この表現は木村氏の発したものだと自身のツイッターで明かしている。

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