巨人・宮本コーチがヤングG投を称賛 戸田、平内、直江ら一軍帯同へ

巨人・宮本コーチ

力投を見せた若手G投に〝GOサイン〟が出た。巨人の宮本和知投手チーフコーチ(57)が、21日に行われた一、二、三軍混合の対抗戦「リアルジャイアンツカップ」で好投した若手投手たちを称賛した。

開催前には「後半戦でどれだけの選手が一軍でやってくれるか、我々も見たい」と話していた宮本コーチ。今後の活躍も見ながら、残り「支配下3枠」をかけた育成選手の昇格の可能性についても言及しており、若手投手にとってはサバイバルレースの開幕戦ともなった。

そんな中で、期待の選手たちがそろって躍動。今季途中に支配下に昇格した育成7位ルーキー・戸田懐生投手(20)が4回から救援登板すると、2回完全1奪三振と圧巻の投球を見せた。ドラフト1位ルーキーの平内や、支配下に復帰した直江らも好投するなど、投手陣にとっては大きな手ごたえをつかむ試合となった。

その中でも、成長著しい戸田を宮本コーチも絶賛。「アグレッシブさや、強くて『真っすぐ、真っすぐ、真っすぐ』で攻め続けるっていうのを彼は持ってますよね」。今後行われるエキシビションマッチにも一軍に帯同させることを明言した。

戸田のほかには平内、直江、今村、桜井、田中も帯同させることを明かし、加えて「侍ジャパンのレベルとか、そういったところを見るっていうのも勉強になると思うので、若い選手をもう1人くらい連れていこうかなと思っています」と、チャレンジ枠も追加することを公表した。

チャンスをつかんだその先へ――。首位奪還を狙う後半戦に向けて、ヤングG投たちのさらなる奮起に期待が高まる。

© 株式会社東京スポーツ新聞社