東京五輪・パラリンピック組織委員会は21日、選手村に滞在するロシアの選手、関係者から部屋にテレビや冷蔵庫がないと〝クレーム〟が出ていることについて改めて言及した。
高谷正哲スポークスパーソンは「基本的に冷蔵庫やテレビはレートカード(有償レンタル)の対象になっている」と説明。その上で「しかるべきタイミングにオーダーがなされていれば、組織委員会はそれを提供する責務はありますし、当然それはやっているようです」と語った。
さらに「一方で、もしオーダーがないとか、すぐにでも対応してほしいとなった場合に、どこまで対応できるかというのはもちろん組織委員会ができるだけ柔軟に対応すると思います」と付け加えた。
ロシア側は部屋にテレビ、冷蔵庫がないことや4、5人でトイレ一つを利用していることに苦言を呈し、一部からは「ここは中世の日本みたい」との声も上がっていた。