西日本から北日本で暑さ続く 沖縄の先島諸島に台風6号が接近 台風はさらに発達の見通し

きょう22日(木)も、西・東日本は内陸を中心に、35℃以上の猛暑日の所がある見込み。引き続き、熱中症対策が必要だ。動きの遅い台風6号の影響で、沖縄は宮古島や石垣島など先島諸島を中心に、長時間にわたり暴風が続く見込み。大雨にも警戒が必要で、先島諸島は23日(金)にかけて猛烈な雨の降るおそれがある。高潮にも警戒が必要だ。

先島諸島 厳重警戒を

 大型で強い台風6号は、沖縄の宮古島の南をゆっくり南南西に進んでいる。台風は今後さらに発達する予想で、次第に進路を北西に変えて、あす23日(金)には非常に強い勢力で宮古島や石垣島など先島諸島に接近する見込み。

 台風の動きが遅く、先島諸島は24日(土)ごろにかけて暴風が続き、猛烈なしけとなり、総雨量がかなり多くなるおそれがある。また、石垣島地方では、23日(金)は潮位が高くなり、海岸や河口付近の浸水や冠水にも警戒が必要となる。先島諸島では、暴風や高波、大雨、高潮に対して厳重な警戒が必要だ。

厳しい暑さ続く

 22日(木)も西~北日本は高気圧に覆われて晴れる所が多いが、九州南部は湿った空気の影響で雨が降りやすい見込み。また、気温の上昇や上空の寒気の影響で、午後は東日本や東北の内陸を中心に、所々で夕立がありそうだ。天気の急変や落雷、突風に注意が必要となる。    各地で暑い状態が続き、西・東日本の内陸で35℃以上の猛暑日となる所がある見込み。東北から九州にかけて、日本海側を中心に「熱中症アラート」の発表されている地域がある。北海道も内陸を中心に気温が高く、旭川は34℃、札幌でも32℃まで上がる見通し。西・東日本は夜間も気温が下がりにくいため、就寝中も部屋の温度や湿度管理に気を配る必要がありそうだ。

週末以降の天気

 西日本や東・北日本の日本海側は、来週にかけても厳しい暑さが続くため、熱中症など体調管理に注意が必要となる。北日本の太平洋側は週末以降も雲が広がりやすく、東・西日本でも来週は雲の広がりやすい地域がある見込み。東京など関東は、来週はこれまでより気温の上がり方が抑えられる傾向にあるが、そのぶん湿気が多く蒸し暑い状態が続きそうだ。なお、日本の南では今後、雨雲の発生しやすい状況が続き、来週前半は雨雲が北上して一部が陸地にかかる可能性もある。予報が変わりやすいことを想定して、今後も最新の気象情報を利用するよう心がけたい。 (気象予報士・高橋和也

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