関根学園23日準々決勝、日本文理戦 高校野球新潟大会

 第103回全国高校野球選手権新潟大会は日、新潟市のハードオフ・エコスタジアム新潟で準々決勝2試合が行われる。上越勢で唯一勝ち上がっている第2シードの関根学園は第1試合で日本文理と対戦する。

 関根学園はここまで3試合、投打の柱となる滝澤夏央選手(3年)や、コンディションの整わない選手を使わず、準々決勝まで駒を進めてきた。安川巧塁監督(29)は「準々決勝を一つのヤマと見る中で、地元出身の1年生の活躍が頼もしかった」と、4回戦までの戦いを振り返る。

 対戦相手の日本文理には、春季大会4回戦で最終回に4点差をはね返す逆転サヨナラ勝ちをしている。リベンジに燃える相手と意地のぶつかり合い、総力戦になることが予想される。満を持して出場する滝澤選手の活躍は勝利へ欠かせない。

田原主将を囲み、練習前の円陣を組む選手たち(22日午後、関根学園高グラウンドで)

 滝澤選手は「いずれ(日本文理を)倒さないと甲子園には行けない。ここまでチームメートに頑張ってもらった分、全力で戦いたい。自信はある」と覚悟を持って試合に臨む。

 田原輝也主将(3年)は「(コロナで)出たくても出られないチームがある中でそこに恥じない試合をしたい。優勝して『今年は関根の年』と世間に知らしめたい」とチーム初の甲子園出場を誓った。

きょうの試合

 ◇準々決勝

 【ハードオフ・エコスタジアム新潟】

①日本文理―関根学園(午前9時)

②新潟明訓―東京学館新潟(午前11時30分)

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