評論家の宮崎哲弥氏が２２日、関西テレビ「報道ランナー」に出演。ショーディレクターの小林賢太郎氏解任など、ゴタゴタがつづく東京五輪についてコメントした。
宮崎氏は「私は今回、小山田（圭吾）氏の問題にしても、小林氏の問題にしても、ちょっと組織委員会の事務局の〝身体検査〟のずさんさというのを痛感します」とズバリ。「クリエイターが才能だけを見て、こういう人を推薦してくるというのはいい。でも、事務局はその政治的、倫理的な対応というのを精査するというのが役割」と分析した。
その上で「私は事務総長の武藤（敏郎）さんの責任というのは大きいと思いますね」と断じた。
また菅義偉首相が、開会式について「予定通り開催するべき」との認識を示した点については「（小林氏が）全体を統括しているので（内容を）変えることはできない。だから象徴的に解任ということで、何とか善処したということにしたい（のではないか）」と洞察した。
