世界遺産登録3周年祝う ろうそくでシンボルマーク 平戸

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産のシンボルマークなどをろうそくの明かりで浮かび上がらせた、世界遺産登録3周年記念イベント=平戸市岩の上町

 長崎県平戸市は22日夕、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録3周年記念イベントとして、同市岩の上町の平戸文化センター駐車場で、世界文化遺産シンボルマーク(直径約22メートル)などをろうそく約2500個の明かりで浮かび上がらせ、節目を祝った。
 2018年7月、同市の春日集落と安満岳は、かくれキリシタンゆかりの地として、世界文化遺産の構成資産に登録された。構成資産が市内にあることの意義を、市民に再認識してもらおうと同市がイベントを企画。新型コロナウイルス感染予防のため、22日になって、イベント実施を防災無線で市民に知らせた。
 黄色やオレンジ色の封筒のような紙袋に入れたろうそくをともす「封灯(ふうとう)」で、巨大なマークを駐車場に再現。「平戸の宝」などのメッセージも添えた。同日午後5時ごろから同市職員ら6人が点灯。日没後にシンボルマークが浮かび上がった。


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