皆さんキャンプで「ラック」は使っていますか? まだキャンプ歴が浅いとなかなか手を出しにくい、後回しになりがちなアイテムですよね。しかし、あれば快適性&おしゃれ度UP間違いなしのおすすめアイテムなんです。今回は筆者も愛用するおすすめラック「キャンピングムーンのフィールドラック」を紹介します。荷物をスッキリ配置したい方には必見です。
キャンプするだけなら「ラック」は不要! 荷物を整理&お洒落にサイトをレイアウトしたいなら必須
キャンプデビューしていきなりラックを買う人は、ほぼいないでしょう。
キャンプするにはテント・シュラフなどが必須でも、ラックは無くても成り立ちますので、どうしても購入する際の優先順位は低くなってしまいますよね。
しかし、サイトに持ち込んだ荷物をスッキリと綺麗に収納・設置したい方や見た目もお洒落にレイアウトしたい方にラックは必須アイテムです。
使い方の幅も広く、単純にクーラーボックスやコンテナ、その他ギアを地面に置かずに整理できるだけでなく、ラックによっては作業スペースにもなります。
食事をするテーブルやキッチンとしても便利に使えたり、荷物を引っ掛けて保管できるなど様々な用途で活躍してくれます。
【ラックの種類】ナチュラルな雰囲気の木製と無骨で丈夫な金属製 筆者おすすめはラフに使える金属製
ラックにはその素材や色、形状が様々で各メーカーより多彩なアイテムが揃っています。
素材等を大きく分けてみるとナチュラルテイストな木製、丈夫でタフに使えるシルバーやブラックなどの金属製があります。また、金属製の中には焚き火でも使える耐熱性に優れたラックもありその用途が広がります。
そこで、まず初めにそれぞれのメリットデメリットをまとめてみました。
木製のラックの特徴は、やはりナチュラルな見た目。自然の中に溶け込むその素材感でしょうか。自分で作ってみたいという方でも、スノコなどを活用してオリジナル品を作ることもそんなに難しくはないかと思います。また、製品として売られているものも、比較的安価なものが多く手をを出しやすいと言えるでしょう。
デメリットとしては木なので熱いフライパンなどをおいてしまうと焦げてしまったり、汚れも落ちにくい点。折りたたんでもさほど小さくならない製品が多く、保管や車の積載時に苦労するかもしれません。
一方、ステンレスやスチールといった金属製のラックの特徴はその無骨な見た目と、丈夫で熱や汚れに強いことでしょう。重い荷物を載せても安心ですし、熱いままの調理器具をそのまま置けたり、汚れても拭き取れば大抵キレイに元通りになります。
ラフに扱えるのがメリットです。さらに折りたたむとコンパクトになる製品が多く、持ち運びや車の積載時には助かります。
デメリットとしては大きさの割には重量があること!金属なので素人が簡単にDIYは出来ない点が挙げられます。
筆者のおすすめとしては金属製のラックです
クーラーボックスなど重い荷物をおいても安心な強度、熱いままの調理器具を気軽におけて、汚れでもOKなど野外なのでラフな使用に耐えられる点で金属製が好みです。無骨なイメージの見た目も好きな方にはおすすめです。
筆者も愛用「キャンピングムーンのフィールドラック」 選べるシルバーのステンレスとブラックのスチール
こちらが筆者も愛用するキャンピングムーンのフィールドラックです。
素材がシルバーの光沢のあるステンレス製とマットな質感のブラックカラーのスチール製(黒メッキ)があり、お好みで選ぶことが出来ます。
筆者はブラックのスチール製を持っていますが、重さもほぼ同じで強度も共に30kgまでなので見た目の好みで選んでOKかと思います
実際に使ってみた! 安定感抜群&重ねて3段ラックにも!複数あるとさらに多彩な使い方も
実際に筆者が愛用する「キャンピングムーンのフィールドラック」はこちらです。
長方形のテーブル部分がメッシュ状に構成され、4脚の足でバランスもばっちり。側面にはキャンピングムーンのロゴもあります(上記右画像)。
折りたたむと板状になり、とてもコンパクトに。これなら保管や車への積載時も邪魔になりませんね。(上記画像)
組み立てる時には足を持ち上げて上げてつまみに固定します。(上記画像/白枠部分)
1つでも便利なラックですが、おすすめは複数用意してまとめて使うことです。そうすると1段で平置きにしても良し、重ねてラック状にしても良し、平置き&重ねるを組み合わせても良し、と整理したいギアに合わせて多彩な使い方が出来ます。
筆者の場合、あまりに便利でスッキリ整理できるため、6つも使用しているくらいです。
アイテムを直接地面に置くことも勿論できますが、(アイテムの)底面が汚れませんし、ラックに置く方が使う時にも高さが合って楽です。なにより見た目がスッキリ綺麗になって、おしゃれに見えますね。
このフィールドラックには専用のケースもありますが、これは是非おすすめします。
まず、ラックの足をたたんでも持ち上げるとぶらぶらと動いて固定されないため、ケースに入れないとかなり持ちにくいです。
さらにこのケースは厚みもあって丈夫な作りであり、ラックが3枚も入る収納力もあります。収納したら2か所のマジックテープで固定すれば出てくる心配もありません。
側面にはメッシュの収納ポケットもあるため、使い方の幅も広がります。
「フィールドラック」のちょっと気になるポイント! 足をつまみに固定するのが固い&本体が重い!
足をつまみに固定するのが固くて大変
ラックの足を2か所のつまみに固定することで安定しますが、手でやると結構な力が必要です。子供や女性には難しいかもしれません。
ちょっと間違えると指を挟んで怪我しそうなくらい固いです(その分、固定するとしっかり安定するのですが…)。
そこでラックを地面に縦に置き、自分の足で写真のように踏みつけて固定すると力もいらず、簡単に固定できます。外すときも同様です。女性にこのやり方を試してもらったところ、簡単に出来ていました。
本体がやや重い
ラック一つが約2.1kg(黒メッキは2.15kg)なのでいくつかまとめて持つとなかなかの重量になります。
金属製で丈夫さ、安定性を考慮すると仕方ありませんが、ずっしりとしています。専用のケースに入れて、肩掛けにすると持ちやすいのでおすすめです。
天板はユニフレーム製を愛用! キャンピングムーン・フィールドラックにもぴったりフィット!
「キャンピングムーン・フィールドラック」は上部がメッシュ部分になっており天板を置くことで、ご飯を食べるテーブルにもキッチンとしても使えてさらに用途が広がります。
同社からは、以下の「キャンピングムーン・竹製天板T-2301」が別売りとして販売されています。
使い方次第ですが...キャンピングムーンの天板は竹製のため熱に弱いという点もあり、筆者の場合、ほぼ同じ形状のユニフレーム・フィールドラック用のステンレス天板を愛用しています。
メーカーの異なる天板ですが、置いてみるとぴったりフィットして使い勝手も最高でしたのでご紹介します。
シルバーのステンレス天板にはユニフレームのロゴとMADE IN JAPANの文字があります。
裏面には小物かけが収納されており、必要に応じて展開して小物を引っ掛けておくことが出来ます。
キャンピングムーン製のフィールドラックですが、ユニフレーム製の天板がぴったりハマります。小物かけは出しても出さなくてもどちらでも対応できます。
ちなみに小物かけを出した時にも、ラックのふちに干渉しないようカーブ形状の作りとなっているなど、細かな配慮が素晴らしいです。コップやトング、シェラカップなど引っ掛けておくにも便利ですよ。
【その他おすすめ】スノーピーク・ロゴス・キャプテンスタッグなど各メーカーから多彩なラックをご紹介
こちらは木製のキャプテンスタッグの3段ラックです。3段ラックとしては安価である点が嬉しいポイント。天然木の風合いがナチュラルテイスト好みの方にはおすすめです。
スノーピークのワンアクションラックは木目の天板と黒のフレームが美しいフォルムのラックです。その名の通り、一度の動作でフレームを広げることが出来るため、設置は簡単です。
ロゴスのラックは天板付きの3段で、高さも80cmと立って調理などの作業がしやすくなっています。
折りたたむと約10cmの厚さになり、収納の省スペース化が図れます。主にキッチンとして天板で料理、下のラックには調味料や食器などのキッチン用品の収納という使い方がおすすめです。
キャンプサイトを「ラック」で整理整頓! 自宅でもギア保管棚に使えて便利
ごちゃごちゃしたキャンプサイトを整理整頓、キレイにしたいならラックがおすすめです。使い方次第ではギアを置く以外にも、キッチンや焚き火テーブルとしても幅広く使えます。また、自宅でキャンプ用品の保管棚としても活用できますよ。