【東京五輪】冨安負傷が移籍に影響も

冨安健洋

移籍への影響も――。東京五輪サッカー男子代表のDF冨安健洋(22=ボローニャ)の今後が懸念されている。

冨安は21日の練習中に左足首を負傷して22日の1次リーグ初戦の南アフリカ戦を欠場。25日には1次リーグ同組で最も厄介な相手となるメキシコ戦(埼スタ)が控えているだけに、できればA代表でもレギュラーを務める冨安をセンターバックで起用したいところだ。

ただ、森保一監督(52)は「経過観察をして次の試合に出られるか見極めていきたい」と慎重な姿勢で出場できるか微妙な状況だ。

冨安の回復状況が東京五輪代表チームの結果を左右しかねない状況だが、所属クラブのボローニャも祈るような気持ち早期回復を願っている。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」などによると、ボローニャはイングランド・プレミアリーグのトットナムと冨安の移籍で合意間近とされているが、今回のケガによって話し合いがこじれる可能性があるという。

すぐに破談になる雲行きではないが、冨安はステップアップを勝ち取れるか。

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