冨安争奪戦にアーセナル参戦で「ノースロンドンダービー」再現 移籍金26億円

アーセナルも獲得に乗り出した冨安

今夏の東京五輪に臨むU―24日本代表でイタリア1部ボローニャに所属するDF冨安健洋(22)の争奪戦が激化してきた。

冨安はセンターバックとサイドバックがこなせるユーティリティーな選手。対人プレーと的確なポジショニングに定評があり、ボローニャでも確固たる地位を確立している。すでにイタリア1部アタランタとイングランド・プレミアリーグのトットナムが冨安の獲得に動き出していると各メディアで報じられている。

そんな中、英メディア「90MIN」は同リーグのアーセナルが今季限りで退団した元ブラジル代表DFダビド・ルイス(34)の代役として冨安の獲得に乗り出すと報道。当初は同リーグのブライトンに所属するDFベン・ホワイト(23)の獲得に動いていたものの、エバートン入りが濃厚になったことでターゲットを冨安に切り替えたとみられている。

また、冨安をめぐっては同じ英ロンドン北部を本拠地とするライバルのトットナムも獲得に取り組んでいることから「ノースロンドンダービー」とも伝えている。

ボローニャは冨安の移籍金を最低でも2000万ユーロ(約26億2000万円)としており、トットナムは1800万ユーロ(約23億5000万円)を提示。すでに本格的なクラブ間交渉に入っている。アーセナルの参戦で移籍金の高騰も予想されている中、冨安は来季どこでプレーしているのだろうか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社