逗子市池子で女子高校生が死亡した斜面崩落事故を受け、地元の中高生らでつくる災害ボランティア団体「3.11つなぐっぺし」が、身近な斜面の危険調査を進めている。
23日は市内の土砂災害警戒区域などを調べ、今後は防災マップにまとめてリスクを伝えていく考えだ。「危険な場所を知って普段の行動につなげてもらえたら」。事故を教訓にした安全なまちの実現に向け、学生たちが奮闘している。
「高校生もたくさん通る道だけど、せり出した崖から石がぽろぽろ崩れている」「高校側にも伝えたい」
夏空が広がった逗子市で、中高生と地域住民ら5人が、通学路沿いなどにある土砂災害警戒区域の斜面などを訪ね歩いた。約2時間で10カ所を見て回り、今月3日の大雨による斜面崩落現場や、昨年2月に女子高校生が死亡した事故現場も確認した。