神奈川県内14市町に「土砂災害警戒情報」 横浜や平塚、鎌倉で避難指示も

降り続く大雨で土砂災害警戒情報が発表された横浜市内。周辺に土砂災害警戒区域がある=2日

 降り続く大雨で命に危険が及ぶ崖崩れなどが起きる恐れが高まったとして、神奈川県と横浜地方気象台は3日午前2時までに、横浜、横須賀、鎌倉、藤沢、逗子、平塚、小田原、秦野の8市と、大磯、二宮、中井、大井、箱根、湯河原の6町に「土砂災害警戒情報」を発表した。

 5段階の警戒レベルで、警戒レベル4に相当する情報。県の指定した「土砂災害警戒区域」などに該当する人は、少しでも安全な場所に速やかに避難するよう促している。

 横浜市は警戒情報の発表を受け、市内にある急傾斜地沿いなどの一部地域に対し、警戒レベル4の避難指示を発令した。

 対象地域は市のウェブサイトで確認できる。

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 土砂災害警戒情報の発表を受け、平塚市は3日、市内の約11万5000世帯に警戒レベル4の避難指示を発令した。市内の土砂災害警戒区域と、水位上昇がみられた金目川の洪水浸水想定区域などが対象という。

 このほか、鎌倉市も避難指示を出すなど、安全確保を呼び掛ける動きが広がっている。

 また、箱根町の芦ノ湖は3日午前2時すぎに氾濫危険水位を超える状態となった。横浜、鎌倉市内などでも氾濫危険水位に達した河川がある。

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