NGT48荻野由佳が卒業発表 苦しい胸の内も吐露「気持ちが追い込まれることもあった」

卒業を発表した荻野由佳

新潟を拠点に活動するアイドルグループ「NGT48」の荻野由佳(22)が23日、新潟市内のNGT48劇場で行われた公演で、グループからの卒業を発表した。

終演後、荻野はツイッターで「今日の公演で卒業発表をさせて頂きました」と報告。「私はNGT48に加入できて本当に幸せでした。夢みたいです。スタッフの皆さん 仲間 応援して下さる皆さんはもちろん 新潟県に、夢を叶えてくれてありがとうと伝えたいです!」と感謝した。

グループの公式サイトでも発表。運営会社代表の岡田剛氏は「本人、所属事務所とも話し合いを重ねて参りました。メンバーに対する優しい想いや、将来の事、色々な悩み、そして何よりNGT48が大好きな事をたくさん聞かせてくれました。本当に残念ではありますが、本人の気持ちを尊重した結果、本日の卒業発表とさせて頂きました。今までの活動に感謝すると同時に、これからの将来が豊かで輝かしいものになるよう、応援していきたいと思います」と伝えた。

また、荻野本人からのコメントも記載。「本日、卒業発表をさせていただきました。突然の発表で驚かせてしまい、すみません。NGT48として活動させて頂き、約6年ちょっとのこの期間、本当に楽しくて初めて夢中になれたことがNGT48でした。自分の全てをここに捧げたい! がむしゃらに! この気持ちの一心で活動をさせていただきました」と記した。

それでも「この約2年半くらいの期間、自分の思うような活動をすることができず、気持ちが追い込まれることもあり、事務所のスタッフさんや家族にもたくさん迷惑をかけてしまいました」と苦しい時期を吐露。

「そんな中でも応援してくださる皆さんにたくさんのエールを送っていただき支えていただきました。自分は一人じゃないんだ。こんなに熱い気持ちで応援してくださる方がいるんだ! そう思い、前を向くことができるようになりました。しかし自分は何をしても空回りしてしまい、応援してくださる皆さんの応援と期待に応えるような活動をすることができませんでした。自分の中でも色々と葛藤しました」と続けた。

そんな中で卒業を決断。荻野は「これから先、グループのメンバーとして活動をしていてもグループやメンバーに甘えてしまい、自分自身が成長することが難しいと判断し、大好きなNGT48を卒業し、また一から新たな道を進んでいく覚悟を決め、今日こうして卒業を発表させていただきました」と理由を明かした。

荻野はAKB48のオーディションに4年連続不合格。2014年の「第2回AKB48グループ ドラフト会議」でNGT48から指名され、加入。17年の第9回選抜総選挙で速報発表で1位、最終結果も5位で一躍シンデレラガールに。翌18年の第10回選抜総選挙でも速報1位、最終4位に入り、中心メンバーとして活躍した。

荻野は「何も無かった私に、新潟県が沢山、輝かせてくれました。そして、夢を叶えてくれました。ドラフト会議で、NGT48に指名していただき新潟行きの切符を掴めたこと そして最高の仲間達と出会えたことが本当に幸せに思います。新潟という地で、皆さんと出会えたことが人生の中での、大きな大きな宝物です。私をアイドルにしてくれてありがとうございました! 卒業までまだ少し時間がありますが、そこまで全力で悔いの残らないように頑張りますので引き続き応援を宜しくお願いします」と言葉を紡いだ。

なお、卒業日程は今後発表される。

© 株式会社東京スポーツ新聞社