2021年4月23日(金)に発売を開始したホンダの新型ヴェゼルが好調な売れ行きだ。2021年6月度の新車販売登録台数は5692台でランキング9位に入った。注文が集中し、半年から1年近い納車待ちが発生しているほどだ。納車待ち勢も改めてチェックしたい新型ヴェゼルの人気の秘密について改めてチェックしてみよう。
9割以上の人気を占めるハイブリッドだが、1.5リッターガソリン車の実力も捨てがたい
2代目となるホンダ 新型ヴェゼルが好調な売れ行きを示している。発売後1ヶ月の販売状況では、ハイブリッド「e:HEV(イーエイチイーブイ)」モデルが93%を占める。2モーターハイブリッドのパワフルさと低燃費が支持を集めた。
しかし残り7%の1.5リッターのノーマルガソリンエンジンモデルも、e:HEVに対し100kg以上軽量とあって、走りの軽快さが好印象。乗り心地も良好だ。ガソリンモデルの場合、e:HEVモデルよりも納期が早いというから嬉しい。実際に試乗した上でしっかり比較検討したいところだ。
新型ヴェゼル e:HEV 4WDの実燃費テストでは22.4km/Lを記録
新型ヴェゼルのe:HEVは、4WDモデルでもカタログ燃費22.0km/L(WLTCモード燃費)と、コンパクトカー並みの低燃費を誇る。MOTA(モータ)編集部が実施した160kmに及ぶ実燃費テストでは、総合22.4km/Lと、カタログ燃費を超える実燃費記録も達成している。40リッターの燃料が満タンなら、東京・日本橋から山口県周南市(約896キロ)を走破できる計算だ。ロングドライブ派のアクティブなユーザーにもオススメの1台である。
成人男性が車中泊可能! コンパクトSUVとしては異例の荷室の奥行きは実に190cm!
ホンダ 新型ヴェゼルは、フラットな荷室スペースも美点のひとつだ。荷室後端から前席の背もたれまでの距離はおよそ190cmにも及び、成人男性が車中泊することすら可能。コンパクトSUVとしては異例なほどの荷室の広さを誇っている。
ホンダ独自のセンタータンクレイアウトは、通常なら後席後ろや床下に搭載されるガソリンタンクを前席下に移動させ、後席や荷室空間を確保した。前倒しによりチルトダウン可能な後席は、反対に座面を跳ね上げることも出来るなど、多彩なシートアレンジが出来る。
新型ヴェゼル自慢の多彩なシートアレンジの様子は、フォトギャラリーも併せてチェックして欲しい。
[まとめ:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:和田 清志・茂呂 幸正・Honda]