ホオズキ 涼しげ 八坂神社「ぎおん祭」 あすまで

ホオズキを買い求める参拝客=八坂神社

 長崎市鍛冶屋町の八坂神社で23日、疫病退散や無病息災を祈る夏の恒例行事「ぎおん祭」が始まり、縁起物のホオズキが境内に並んでいる。25日まで。
 新型コロナウイルスの流行のため、昨年に続き祭りは縮小。夜の出店やぼんぼり点灯を取りやめた。それでも、厄よけのお守りとされるホオズキを販売する「ほおずき市」は、例年通り実施。オレンジ色の「がく」に包まれた実をつけた切り枝や鉢が、涼しげに参拝客の目を引く。
 市内から訪れた陣内起代子さん(51)は、買い求めたホオズキを手に「コロナ禍が早く収束するように、家族が健康でいられるようにという祈りを込めた。家に飾って、来客にも見てもらいたい」と話していた。

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