【東京五輪】開会式でインパクト 残したトンガのピタ・タウファトファ 〝マッチョボディー〟の存在感は健在

“マッチョボディー”で注目を浴びたピタ・タウファトファ(ロイター)

東京五輪の開会式のハイライトは裸の男⁉ 無観客で行われた開会式についてSNS上では「演出が地味」「明るさがない。残念」との反応もあったが、進行するにしたがって盛り上がりを増した。そんな中、カナダメディア「トロントスター」は「大坂なおみ(23=日清食品)、ドローンゲーム、シャツのない男」と3つをハイライトに挙げた。

聖火リレーの最終ランナーに抜てきされた女子テニスの大坂には「日本で最も輝くスターの一人であり、オリンピックの世界的な顔でもある」と評価。また1800台以上のドローンが会場上空で地球をかたどり、開会式に彩りを与えたことも注目ポイントになった要因と伝えている。

中でもインパクトを残したのは、上半身裸の民族衣装で現れた、トンガのテコンドー男子のピタ・タウファトファ(37)。旗手を務めたタウファトファは2016年リオデジャネイロ五輪の開会式からこのスタイルを見せ、特にクロスカントリーの選手として出場した18年平昌五輪でも極寒の中でも裸を貫き通したことで大きな話題となった。

今回もココナッツオイルで黒光りさせた〝マッチョボディー〟を誇示しながら行進。マスク着用の義務を怠る出席者も多くいた中、同メディアは「人気を博す彼が、今度はマスクをつけて戻ってきた」と伝えている。賛否のあったセレモニーでもタウファトファの存在感は健在だった。

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