【東京五輪】南ア選手コロナ感染が急増中に海外メディア「世界中に懸念引き起こす」

海外メディアも五輪開催に懸念を抱いている

世界が東京五輪の開催を疑問視している。五輪開幕に向けて選手村に滞在中のサッカー男子南アフリカ代表で選手ら計3人が新型コロナウイルスに感染し、21人が濃厚接触者となったことで23日の開幕を前に大きな不安が広がっている。

今大会に向けては東京で新型コロナ感染者が急増し、緊急事態宣言が出された中での開催。すでにほとんど会場が無観客となることが決まっているが、海外から来日する選手や関係者が増えることで感染者も増えつつある。すでに五輪関連で50人以上の陽性判定者が出るなど、大きな疑問が広がっている。

英紙「デーリー・メール」は五輪アスリートや大会関係者の感染者が増えていることに「開会式の数日前に安全性について非常に心配している」「安全で安心なオリンピックの約束に疑問を投げかけている」と開催地の動向を不安視。特に選手村で感染者が出たことに「この事件は、アスリートだけでなく世界中に懸念を引き起こす」と伝えている。

インドメディア「NDTVスポーツ」は「南アフリカの新型コロナウイルスが選手村でクラスターの恐怖を引き起こす」と報じ、多くの選手が滞在する場所とあって影響が出かねないという。また、英「BBC」は「世論調査によると、多くの日本人は、海外からの訪問者の流入で大会の開催に反対している」と報じていた。

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