【東京五輪】組織委が日本在住セネガル出身者への差別疑惑を否定「事実と全く異なります」

開会式では多数のミュージシャンが参加するパートを予定していたという

東京五輪・パラリンピック組織委員会と国際オリンピック委員会(IOC)が24日、都内のメインプレスセンター(MPC)で会見を行った。

23日に国立競技場で行われた開会式をめぐっては、日本在住でセネガル出身の男性打楽器奏者が自身のSNSで人種を理由に出演をキャンセルされたと主張。

これを受けて組織委の高谷正哲スポークスパーソンは「事実と全く異なります」とした上で「多数のミュージシャンが参加する音楽パートを企画しておりましたが、感染症対策、予算の制約から断念しまして、当該パートの企画自体が変更となり参加予定の方々には出演をお断りさせていただいたというのが経緯です」と説明した。

予定していたミュージシャンの人数こそ明かされなかったが、そもそも企画自体が見送りとなり差別的な意図がないことを強調した。

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