【なでしこジャパン】英国に0―1で敗れ崖っぷち 終盤に岩渕も投入も無情のホイッスル

FW籾木結花のシュートも阻まれた(ロイター)

女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」が早くも崖っぷちだ。24日に行われた東京五輪1次リーグ第2戦の英国戦(札幌)で0―1と敗れ、決勝トーナメント進出に黄信号が灯った。

日本は初戦のカナダ戦で同点ゴールを挙げたエースのFW岩渕真奈(28=アーセナル)がスタメンから外れる波乱の幕開け。前半はチャンスを作るも決めてを欠き、0―0のまま後半に入る。

すると終盤に試合が動いた。後半29分、DFルーシー・ブロンズが右サイドからクロスを上げると、FWエレン・ホワイトに打点の高いヘッドを合わせられてボールは無情にもゴールへと吸い込まれ、痛恨の先制点を献上してしまった。

ホワイトはW杯を含めて日本戦で4点目となり〝なでしこキラー〟にまたもやられてしまった。

あとがなくなった日本は、後半36分にエースの岩渕をついに投入。積極的に攻撃を仕掛けるもゴールは遠く、そのまま敗戦を喫した。

1敗1分けとなった日本は1次リーグ最終戦のチリ戦で敗れれば敗退が決定。引き分けでも微妙な状況で、苦しい状況に追い込まれた。

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