【キングジョージ】アダイヤー 英ダービーからGⅠ2連勝! ラブ3着で凱旋門賞戦線に“変動”

GⅠ2連勝のアダイヤー(ロイター)※写真は6月の英ダービーから

イギリスのアスコット競馬場で24日に行われたGⅠキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(3歳以上、芝2390メートル=5頭立て)は、W・ビュイック騎手騎乗の英ダービー馬アダイヤー(牡3・Cアップルビー厩舎)が快勝。道中2番手から直線早めに先頭に立つと、後続の追撃を振り切ってGⅠ2連勝を飾った。

GⅠ4連勝中で注目を集めたラブ(牝4・Aオブライエン厩舎)は中団から直線脚を伸ばしかけるも、ラストは脚色が鈍り3着に敗れた。2着は今年3月のGⅠドバイシーマクラシックでクロノジェネシス、ラヴズオンリーユーら日本勢を破って勝ったミシュリフ(牡4・J&Tゴスデン厩舎)。なお、重賞3連勝中だったワンダフルトゥナイト(牝4・Dムニュイジエ厩舎)は、馬場状態を理由に出走を取り消した。

キーファーズ(松島正昭代表)がクールモアグループと共同所有するブルーム(牡5・Aオブライエン厩舎)は、出遅れからハナを奪ってレースの主導権を握ったが、直線では手応えが悪くなり、4着に終わった。

英愛オークスを圧勝した日本生まれのディープインパクト産駒スノーフォール(牝3・Aオブライエン厩舎)が最右翼となっている今年の凱旋門賞(10月3日=仏・パリロンシャン競馬場)。今回の結果を受けて大手ブックメーカーでは早くもラブの評価が下降、アダイヤーが上昇するなど、次位を巡る争いに変動が起きている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社