中央競馬の上半期フィナーレとして行われたグランプリ競走・GⅠ第62回宝塚記念(27日=阪神芝内2200メートル)は、ルメール騎手騎乗の1番人気クロノジェネシス(牝5・斉藤崇厩舎)が直線で他馬と一線を画す脚を使い優勝。昨年の宝塚記念→有馬記念に続くグランプリ3連覇を達成した。
ルメール騎手の勝利ジョッキーインタビューは以下の通り
――(ケガで乗れなかった)北村友一ジョッキーの思いも背負っての騎乗だったと思うが
ルメール「とりあえず北村友一騎手にコンニチハ言いたいね。ケガは騎手生活によくあること。気にしないでほしいし、お大事にしてください。またGⅠを勝てると思います。今日は馬のコンディションはとても良かったです。返し馬でもいい感じでしたし、道中も完璧だったね」
――道中は4番手でレイパパレを見るような形。追いだすタイミングをどう測っていた
ルメール「すぐレイパパレの後ろになりましたのですごくいいところでした。(道中)我慢できて直線を待ちました。それからクロノジェネシスがすごくいい脚を使ってくれました。だんだん加速してくれましたし、ラスト200メートルは楽でしたね」
――この先、凱旋門賞も期待される一頭ですが、ルメール騎手から見てどう感じましたか
ルメール「この馬はヨーロピアン血統ですね。軟らかい馬場でもすごくいいパフォーマンスができるので、海外、特にフランスではいい結果を出すことができると思います。でも、誰が乗っているかはオーナーさんが決めることなので。ボクは今日、宝塚記念(を勝ったのが)初めてです。本当にうれしいです。ありがとうございます。オオキニ!」