母校から「李博先輩頑張れ」 日向学院高生ら観戦

李博選手が日本の勝利を決める得点を挙げ、スティックバルーンを打ち鳴らして喜ぶ日向学院高の生徒ら=24日午後、宮崎市・日向学院ドン・ボスコ記念館

 東京五輪バレーボール男子の日本対ベネズエラ戦があった24日、日本代表の李博選手=宮崎市出身=の母校、日向学院高(同市)では、所属した男子バレーボール部の生徒や同級生らがテレビ観戦で応援した。五輪で29年ぶりとなる勝利を決めるポイントを挙げた李選手に「メダルにつながる活躍を」と期待の声が広がった。
 校内のドン・ボスコ記念館の大型スクリーンにテレビ中継を映し、約110人が観戦。第3セット終盤に登場した李選手が得意の速攻で試合を決めると、生徒たちは応援用のスティックバルーンを打ち鳴らして活躍をたたえた。
 バレー部主将で3年の林義之さん(17)は「プレッシャーがかかる場面でも点を決めた。技術や心の強さも見習いたい」と刺激を受けた様子。李選手の同級生で、日之影町の公務員甲斐拓郎さん(30)は「一緒に練習した仲間が点を決めて鳥肌が立った」と喜んだ。
 李選手を指導した同校の中馬義郎監督(59)は「勝負強さを感じさせるプレーだった。日本のメダル獲得につながるプレーに期待したい」と話した。

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