旧呉我橋、住民が渡り納め 老朽化で撤去作業始まる 沖縄・名護

 【名護】沖縄県名護市呉我区(山城正人区長)の旧呉我橋の撤去作業が始まっている。地域住民の生活道路として1962年12月に完成したが、老朽化が進み危険な状態になったため、10年ほど前から使用されていない。
 開通当時は嵐山などの畑や今帰仁に向けての通行には欠かせない道路だった。6月13日には住民らによる渡り納めも行われ、生活を支えてくれた橋との別れを惜しんだ。
 山城区長は「区民を支えてくれた橋だが今は国道505号との隣接道もでき、寂しいが時代の流れです」と話している。解体撤去工事は6月から始まっており、8月末まで行われる。
 (崎浜宏信通信員)

© 株式会社琉球新報社