【侍ジャパン】楽天・田中将 無失点投球も満足せず チーム最年長には「年取ったなあ」

捕手の阪神・梅野(左)とグータッチする楽天・田中将

「理想の投球」とは程遠かった? 東京五輪に臨む野球日本代表・侍ジャパンは25日、本大会前の最終実戦となる強化試合(楽天生命)で巨人と対戦し、5―0と快勝。先発の田中将大投手(32=楽天)は2回2/3を投げ、1安打無四球無失点とほぼ完ぺきな内容だった。

だが試合後、ヒーローインタビューに登壇した田中は「素晴らしい内容だったが」と問われると「まあ結果はそうだが、いい当たりが正面というのが多かった。内容自体は全然満足していない」と意外なコメント。あらためて「全然良くなかったです。(巨人の)打者がすごく積極的だったので、球数が少なく済んだ」とも続けた。

8年ぶりの侍復帰でチーム最年長となったことには「年取ったなあというふうには思います」と述べ、ここでようやく白い歯をのぞかせた。

最後は「本当に素晴らしい選手がそろっているので、チーム一丸となって頑張りたいと思う。(雰囲気も)メチャクチャいいです。金メダルも、その目標に向かって頑張りたいと思います」と力強く言い切り、所属する楽天の本拠地ファンから万雷の拍手を浴びていた。

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