東京五輪・日本代表の柳田悠岐外野手（３２＝ソフトバンク）が、２５日の巨人との強化試合（楽天生命パーク）で実戦復帰。金メダル獲得に向けて大暴れを誓った。
右脇腹の違和感から別メニューで調整しており、前日の楽天戦も欠場していた。この日は６番・センターでスタメン出場。第１打席から不安を払しょくするフルスイングを見せると、６回一死二、三塁で迎えた第３打席では平内から右前タイムリーを放った。
稲葉ジャパンにとって欠かせない打のキーパーソンだ。当初、首脳陣は〝ぶっつけ本番〟も考えていたが、最後の強化試合に間に合わせて万全をアピールした。「体は全然大丈夫。試合に出していただけるなら出たいと思っていた。こればかりは自分では決められないことなので。『体は全く問題ないです』ということだけ言っていた」。言葉通りにダイナミックなプレーを見せた。
目指すは金メダル。「自らの野球の集大成だと思ってやりたい」。並々ならぬ強い思いを持って今回の五輪に臨んでいる。
テレビから流れる日本人選手の金メダル獲得の速報に刺激を受けている。「チームのみんなもそこしか目指してないと思う。頑張りたいなと思います」と力強く口にした。
