【卓球】水谷隼、伊藤美誠組が大逆転で決勝へ 宿敵・中国ペアに「リベンジ果たしたい」

大逆転で決勝進出を決めた伊藤美誠と水谷隼(ロイター)

東京五輪卓球混合ダブルス準決勝は25日、東京体育館で行われ、水谷隼(32=木下グループ)、伊藤美誠(20=スターツ)組が台湾の林昀儒、鄭怡静組を4―1で撃破。銀メダル以上が確定し、26日の決勝で中国の許昕、劉詩雯組と対戦する。

疲れを感じさせない快勝だった。1―1で迎えた第3ゲーム、9―9から激しいラリーを制し、そのままゲームを奪うと完全に勢いに乗って第4ゲームも連取。水谷の巧みなサーブ、伊藤の速攻など2人が持ち味を存分に発揮して最後まで主導権を渡さなかった。

水谷は「最高としか言いようがない」。伊藤は「私たちプレーをすることができて楽しかった。相手選手に100%の力で打たせないというのができたので、それがすごくよかった」と充実した表情を見せた。

この日は準々決勝でドイツのペアに苦戦。最終第7ゲームで一時は2―9と劣勢に立たされながらも大逆転勝利を収めていた。

決勝は宿敵・中国ペア。水谷は「前回のリオ五輪では今回と同じように一度も勝ったことがない選手を決勝で倒すことができた。そのときを思い出して今までの分のリベンジを果たしたい」と力を込めた。

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