新日本プロレス25日の東京ドーム大会で、オカダ・カズチカ(33)が「ユナイテッドエンパイア」のジェフ・コブ(38)とのシングルマッチで勝利を収めた。
レスリングでアテネ五輪出場経験を持つコブの脅威の身体能力に苦戦を強いられた。プランチャをキャッチされ場外でランニングブレーンバスターを浴びたオカダは、その場飛びムーンサルト、アスレチックプレックスと猛攻にさらされる。
反撃のレインメーカーをかわされ、ローリングラリアートにもカウンターの首折り弾を合わされる。それでもオカダはコブの必殺ツアー・オブ・ジ・アイランド(変型パワースラム)だけは許さない。レインメーカーは回避されるも、コブのレインメーカーを切り返すと、後方に投げて上から押しつぶす形で押さえ込み3カウントを奪取した。
苦しみながらも勝負に徹し怪物を退けたオカダは「今日の勝ち方、東京ドームのオカダ・カズチカらしくないかもしれないけど、そんなこと言ってられないし、しっかりオカダが勝たないとダメでしょう」とキッパリ。「次は何を狙いに行こうかなと。さすがに早いものもあると思うし、IWGPタッグで(タイチに)名前を出されたりとかね。KOPWも矢野さんが(チェーズ・オーエンズ)に負けちゃったんでしょ? もうすぐ(設立)1年でそこの戦いに入っていってもいいと思いますし。まあオカダ・カズチカに注目してください」と次なる標的にさまざまな思いを巡らせていた。