五輪ハンド「原選手 戦う姿誇らしい」母校後輩ら熱い声援

歓声を上げずに、メガホンをたたいて原希美選手を応援する宮崎学園高の生徒ら=25日午前、宮崎市・宮崎学園高

 東京五輪ハンドボール女子の日本対オランダ戦があった25日、日本代表「おりひめジャパン」の主将を務める原希美選手(30)=延岡市出身=の母校、宮崎市・宮崎学園高では、同校ハンドボール部の部員や教員ら100人以上がテレビ観戦で活躍を見守った。
 会場では新型コロナウイルス対策として、声を出さずメガホンをたたいて応援。原選手が体を張ってディフェンスしたり、相手陣に切り込んでシュートしたりすると、観戦者からは「よし」「いけ」など小さな声が漏れた。
 試合は11点差で日本代表が敗れたが、2019年世界選手権覇者を相手に全力を尽くした原選手らチームの健闘をたたえ、会場からは温かな拍手が送られた。
 原選手を指導した部顧問の鈴木晃教頭は「立ち上がりは気負い過ぎていたが、徐々に立て直し、安定してきた。負けたが、次につながる試合だった」と、次戦の活躍にも期待。
 同部の関谷佳純主将(18)は「学校の先輩が日本代表として戦う姿は誇らしい。自分も原選手のようなディフェンス力を磨き、チームを引っ張っていきたい。(27日のモンテネグロ戦は)ぜひ勝利をつかんでほしい」と話した。   

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