【東京五輪】セーリング開幕の江の島、市民が選手歓迎 ライブサイトは中止、道路も規制

都市ボランティアの代替活動として選手団を歓迎するシティキャストフジサワのメンバー=藤沢市江の島

 東京五輪のセーリング競技は25日、神奈川県藤沢市の江の島沖で開幕した。1964年の前回大会に続き、再び決戦の地に選ばれたヨットの“聖地”。470級やレーザー級をはじめ「海のF1」と称される49er級など8種目で、8月4日まで熱戦が繰り広げられる。

 レース海面に設置されたマークを決められた回数を回り、着順を競う。セーラーの身体能力だけでなく、常に変化する風や波、潮の流れといった自然状況を読む頭脳戦も醍醐味(だいごみ)だ。相模湾の藤沢、鎌倉、逗子、葉山沖などに6カ所のレース海面が設けられ、神奈川県内勢のメダル獲得に期待が高まる。

 一方、新型コロナウイルス感染拡大の影響で無観客開催となり、競技を大型スクリーンで中継するライブサイトも中止となった。湘南港臨港道路(江の島入口交差点─聖天島公園前)は、8月5日まで一般車両の通行が規制される。

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