パドレス・ダルビッシュが5回4失点で5敗目 5試合白星なし

5回4失点で5敗目を喫したダルビッシュ(ロイター=USA TODAY Sports)

パドレスのダルビッシュ有投手(34)は25日(日本時間26日)に敵地フロリダでのマーリンズ戦に先発登板して5回を投げ、2被弾を含む5安打4失点、6三振1四球で5敗目(7勝)を喫した。打者21人に93球。防御率は3・27と悪化した。チームは3―9で敗れた。

ダルビッシュは初回一死から2番マルテを四球で歩かせるも、3番アギラ、4番デュバルを連続三振に仕留め、無失点。続く2回は12球で三者凡退と、本来のリズムを取り戻したように見えた。

しかし、1―0の3回に先頭マレーロに同点ソロを浴び、1点を勝ち越してもらった直後の4回には二死からアンダーソンに同点ソロを被弾した。さらに5回に二死一塁から1番の左打者シエラの左翼線二塁適時打、続く右打者のマルテに右前適時打を浴びて2点を失い、6回からはブルペン陣にマウンドを譲った。

許した2本の本塁打は、いずれも右打者に投じたカッターが高めに浮き、右翼ポール際に運ばれたもの。どちらもしっかりと打たれた感じではなかったが、ともに1点リードの展開で浴びた痛恨の同点弾だった。2本の適時打含め、逆方向へ打たれて攻略された。

負傷者リストに入る原因となった左股関節周辺の炎症の影響もあるのか、6月21日(同22日)のドジャース戦で7勝目を挙げて以降、5試合白星なしで3敗。防御率も2・50から3・27と悪くなった。「内容はそんなに悪くなかった」とダルビッシュは振り返ったが、大いに心配だ。

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