ヤンキースが天国から地獄の大逆転負け 先発ヘルマンは7回までノーノー継続も…

ヤンキース先発のヘルマンは7回までノーヒットノーランを継続していたが…(ロイター=USA TODAY Sports)

ヤンキースが25日(日本時間26日)に敵地ボストンでのレッドソックス戦で4―5と悪夢の逆転負けを喫した。7回を終わって先発ヘルマンは打者23人90球を投げて、10奪三振。許した走者は四球と振り逃げの2人とノーヒットノーランを継続していた。8回にトーレスの中前適時打で4―0とリードを広げ、5月19日(同20日)のクルバー以来、今季チーム2人目のノーノーの期待が高まった。

8回のマウンドに上がったヘルマンは先頭バードゥーゴにカウント1―1からカーブを捉えられ、右越え二塁打。大記録の夢が途絶えたことで、ブーン監督は2番手に今季中継ぎで7勝の右腕ロアイシガを送った。

この交代が裏目に出た。続くレンフローの左越え適時二塁打で1点を返されるとバスケスの左前適時打、コルデロの中前打で無死一、二塁と攻められた。ここでバスケスが左翼へ適時二塁打。4―3と1点差に詰め寄られ、無死二、三塁と一打逆転の大ピンチだ。

慌てて3番手の左腕ブリトンを投入するも大きく傾いた流れを止めることはできず。プラウェッキの遊ゴロで同点とされ、一死三塁でボガーツに右翼へ犠飛を打たれて逆転された。

9回は相手守護神バーンズに二死からスタントンが中前打。代走が二盗に成功したものの、オドルが三飛に倒れ、ゲームセット。地区首位のレッドソックスとのゲーム差は9に広がった。

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