【東京五輪】柔道・高藤の「ホラー耳」が対戦相手国の台湾で話題「だから金をとるわけだ」

意外な注目が集まった高藤の「耳」

柔道男子60キロ級で金メダルを獲得した高藤直寿(28=パーク24)の耳が、決勝を戦った楊勇緯(23)の母国・台湾で話題になっている。

台湾「蘋果日報」は「高藤の『ホラー耳』が明らかに。ネット上で感動」と報道。試合後、高藤の耳が柔道家やレスリングなど格闘技選手などに特有の大きく変形したいわゆる〝餃子耳〟であることが注目を集めたという。

現地の医療サイトSNSが「これは非常に残酷な反復運動の結果。耳が床やマット、相手に激しく押されたり、ぶつかったりした結果、耳の軟部組織から出血し、血種が消えにくくなり、最終的に線維化して耳を変形させる」と解説した。

これにネット上で「だから金メダルを取るわけだ」「昨日、高藤選手の耳をずっと不思議だなと見ていた。理由を教えてくれてありがとう」「高藤は立派な相手ではなく、尊敬される選手だ」「高藤を高く評価している。会場に一礼し、自分の国の武道文化を守っている」と耳が大きく変形するまで練習し、栄光を掴んだ姿に称賛する声が続いた。

同メディアでは、日本でもイケメンと話題になった楊も右耳が変形していることに着目。「共に痛みや疲れを恐れなかった、体に刻まれた誇らしい証」と記している。

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