【競泳】再び予選落ちの瀬戸大也 それでも前へ「ベストを出せば金もある」28日最終種目

ボー然の瀬戸大也

東京五輪競泳男子200メートルバタフライ準決勝(27日、東京アクアティスセンター)、瀬戸大也(27=TEAM DAIYA)が1分55秒50で決勝進出を逃した。

2組に登場した瀬戸は7着、全体11位。金メダルの最有力候補だった400メートル個人メドレーに続いて不本意な結果に終わり「2種目ともこういうイメージではなかった。悔しいを通り越してよく分からない」と、戸惑いを隠せなかった。

前日26日の予選からタイムが悪化。「前半100(メートル)を行こうとして行っているつもりだったけど、タイムは変わっていなかった」。さらに「後半もさらに落ちていたので…。う~ん、予選よりは頑張ったつもりなんですけど、タイムが伴ってきていない」と首をかしげた。

一方、瀬戸は「調子はいい」とあくまで問題なしを強調。今大会までのレース数が少なかったことを挙げながらも「海外勢ともレースをしているので、勝負勘も戻ってきていると思う」と前を向く。

前日の予選後には「ネットでいろいろなことを言われてむかつきますけど」と本音をこぼしていた。ただし、この日は要因は精神面よりも泳ぎ自体にあると自己分析。「集中できていますし、泳ぎの勢いが最後出てきていない」

28日には200メートル個人メドレー予選に出場する。泣いても笑っても最終種目となる瀬戸は「ベストを出せば金(メダル)もありえるので、そこまで切り替えられるか、200の泳ぎをつくれるかがミソになるのでしっかり意識したい」と力を込めた。

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