【競泳】瀬戸大也「睡眠の質が非常にいい」 合宿充実で本番へラストスパート

瀬戸大也

競泳男子で東京五輪代表の瀬戸大也(27=TEAM DAIYA)が4日、長野市内で200メートル個人メドレーのタイムトライアルを行い、1分58秒42をマークした。

午前中に決勝が実施される五輪本番を想定し、この日は午前10時ごろにスタート。長野・東御市で高地合宿を継続しており、疲労感を残したまま臨んだ〝レース〟は「タイム的にはもうちょっと出したかったけど全体的にしっかり朝から動けた。練習を続けているせいか体の重さは少しあったが、今できるチェックはできたかなと」と振り返った。

3種目で代表入りしている瀬戸にとって〝初戦〟は400メートル個人メドレー。それだけに「400(で金メダル)を取ったら流れに乗れると思うので、2バタ(200メートルバタフライ)、2個メ(200メートル個人メドレー)よりは4個メの練習にフォーカスしている」という。

400メートル個人メドレーに関しては「タイムもいい」と手応えを感じており、残りの期間で200メートル個人メドレーで求められる「スピードを出したときの泳ぎ」を確認していく。

一方、生活リズムも朝型に慣れつつある。これまでの高地合宿は「寝付きが悪かった」と明かしたが、今は充実した時間を過ごせているのか「睡眠の質を測る『オーラリング』を指に着けて寝ているが、前回、前々回の高地合宿のデータよりも非常にいい」と、〝睡眠改善〟を実感している。

瀬戸は本番直前まで東御市で合宿を続ける予定。「自分は山を下りてすぐが調子がいい。今日も同じようにやったが、呼吸もすごい楽だし、試合モードになっていたらもっとタイムは上がると思う」と自信を見せる。

開幕まで3週間を切った大舞台に向けては「あと1週間ぐらいはきつめの練習をして、そこから疲労を抜いて準備していきたい」と語った。

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