数十年に一度、リュウゼツラン開花 横須賀

開花したアオノリュウゼツランと五本木幸江さん=横須賀市佐原1丁目

 横須賀市佐原1丁目の自営業五本木良夫さん(87)方で、数十年に一度しか開花しないといわれるアオノリュウゼツランが咲いている。貴重な花を一目見ようと、近所の人たちが見物に訪れている。

 アオノリュウゼツランは中南米が原産の多肉植物で、肉厚の葉が竜の舌を連想させることからこの名が付いた。

 妻の幸江さんによると、5月初めに中心部から茎が伸びてきて、高さ6メートルほどに成長した。7月に入って下の方から黄色い花が咲き始め、今では真ん中ほどまで咲いている。

 35年前にも別の株が咲き、咲いた後にその株は枯れてしまった。「別の株が咲くのを毎年楽しみにしていた」(幸江さん)ところ、ようやく願いがかなった。

 五本木さん方は御霊神社近く。道路からも観賞できる。

© 株式会社神奈川新聞社