新潟市がフランス空手選手団の事前合宿受け入れにあたり歓迎セレモニーを開催

新潟市は27日、東京2020オリンピックに出場するフランス空手チームの事前合宿受け入れに際して歓迎セレモニーをマリンピア日本海(新潟市中央区)で開催し、中原市長をはじめ、地元のダンススタジオ生徒や新潟高等学校空手道部の部員たちがダンスや演武を披露し選手を出迎えた。

新潟市で事前合宿を行うのは、女子・組手61キログラム級に出場するレイラ・エルト(Leila Heurtault)選手、男子・組手67キログラム級のスティーブン・ダ・コスタ(Steven da Costa)選手、女子・形のアレクサンドラ・フェラッチ(Alexandra Feracci)選手と、スタッフ8人の計11人。今回の歓迎セレモニーでは新型コロナウイルス感染予防対策のため、バスの中から参加した。

フランス選手団と記念撮影をする中原八一市長と新潟高等学校空手道部の部員たち

ダンススタジオの生徒へ手を振るジル・シェルデュー団長

新潟市の中原八一市長はセレモニー冒頭の挨拶にて「本来であれば皆様を新潟が誇る名所へ案内したいところだが、コロナ禍であるためこのような形になった。少しでも新潟の魅力を感じてもらいたいため、マリンピア日本海へお立ち寄りいただいた。ここから望む日本海の夕日は新潟の自慢。短い滞在となるが、ここ新潟の思い出の一つにしてもらえたらと思う」と選手たちを歓迎した。

選手団を代表してジル・シェルデュー団長は「オリンピックは1年延期されたが、みなさんからいただいた歓迎を見て、この延期の時間は無駄ではなかったと感じた。新潟は近代空手のゆりかごとなった土地とも言えることから大変期待もしている。我々からの最大のお返しは、表彰台に登った時に訪れると思っている」と感謝の言葉を述べた。

フランス選手団は8月3日まで約1週間、亀田総合体育館武道場(新潟市江南区)でコンディションを整え、5日から7日の競技へ出場する予定である。

選手たちを歓迎するダンススタジオTG☆CANDLEの生徒たち

選手たちの乗るバスを見送る新潟高等学校空手道部の部員たち

© にいがた経済新聞