巨人・宮本コーチが夏季ミニキャンプ開催を明言「肩は休ませウエートは倍」

ミニキャンプ開催を明言した宮本コーチ

巨人の宮本和知投手チーフコーチ(57)が27日に、投手陣における五輪開催に伴う中断期間の過ごし方について語った。

今季の巨人はエース菅野ら主力投手の離脱が相次ぎ、救援陣をフル稼働した〝マシンガン継投〟を多用。中でも鍵谷、大江、高梨らはそれぞれ30試合以上登板しており、継投策を支える立役者となった。

後半戦に備えて、今は英気を養う――。宮本コーチはこの中断期間を「肩を休ませる期間」に充てるという。「投げる、肩のスタミナをここで蓄えるといったところ」と同コーチ。特に、前出3選手については「特に休ませたい。(中川)皓太がいなくなった部分でそっちに比重がかかってるんでね」とも明かした。

一方で「完全休養」とはしない方針だ。肩以外のトレーニングを重点的に行い、更なる体力強化に取り組ませる。「ランニングとウエート。ウエートは普段より倍ぐらいやるというね。球宴休みというのは2次キャンプって言ってね。やっぱりこれは我々昭和の時代からもそうですし、そういった意味ではこの期間の使い方っていうのは今後の戦いに必ず(影響が)出てくると思う。休みで試合がないからと言って(ダラダラ)過ごしているチームは落ちてくる」と、〝夏季ミニキャンプ〟の実施を明言した。

すべては、リーグ3連覇、そして日本一奪回のため。暑さに負けず、約1か月にわたって、虎視眈々と牙を研ぐ。

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