【侍ジャパン】御前試合かっ! バッハ会長が無観客開催なのに平然とスタンド観戦

始球式を行ったバッハ会長(右)と橋本会長

東京五輪の野球オープニングラウンド初戦が28日、福島県営あづま球場(福島市)で行われ、日本代表とドミニカ共和国のメンバーがアナウンスとともに球場に登場。稲葉篤紀監督(48)が率いる侍ジャパンの「金メダル」への道のりがいよいよスタートした。

台風接近が心配されたが、上空は晴れ間が見えた。試合前、両チームが一列に並ぶ中、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)、に王貞治氏(81=ソフトバンク球団会長)、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)らがマウンドに登場。地元の中学生の始球式を見守ると、笑顔で拍手を送った。その後、中学生に自ら歩み寄ってグータッチすると、にこやかな表情でグラウンドを後にした。

その後、なんとバックネット裏のスタンドを通って観客席に陣取り。周囲を関係者が取り巻く異様な光景。まさに〝御前試合〟といった雰囲気に包まれた。今大会は感染対策の観点から無観客開催となったのだが…。スタッフから視線を浴びながらも、興味津々に日本の野球に見入っていた。

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