【競泳】銀メダル・本多灯 瀬戸大也から直前エール「おまえならできるから」

銀メダルを獲得した本多灯

東京五輪競泳男子200メートルバタフライ決勝(28日、東京アクアティクスセンター)、(19=アリーナつきみ野SC)が1分53秒73で銀メダルを獲得した。

有力選手が次々と敗退する異常事態を19歳が救った。本多はメダリスト会見で「チームの流れがよくなかったので、ここで僕が一発ぶちかましていい流れを作りたいと思っていた。それが多分で来たと思うので、これからすごい日本チームは盛り上がっていくと思います」と力強く語った。

また、この日のレースは「思った通りにできた」と充実の表情。続けて「100(メートル)までは隣の選手に勝つぐらいの勢いで頑張って、最後の50(メートル)では全てを出しきるということだけを考えて泳いでいました」と振り返る。

一方、27日の準決勝で敗退した瀬戸大也(TEAM DAIYA)と言葉を交わす機会があったという。「準決勝が終わったあとに『自分のレースをすれば、表彰台に絶対に上がれるから。おまえならできるから』と、すごくうれしい言葉を掛けていただきました」

今大会、競泳日本男子初のメダリスト誕生で流れを変えられるか。

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