新型コロナウイルス感染症を巡り、厚木、愛川、清川の3市町村で28日、自宅療養者を地域の医師や看護師らが見守る「地域療養の神奈川モデル」が始まった。
県が厚木医師会に委託して行う。自宅療養者のうち、入院待機中や血中酸素飽和度が95%以下など悪化リスクのある患者について、地域の訪問看護ステーションの看護師が毎日、電話で健康観察を実施。必要に応じて自宅に訪問して症状を確認する。
症状の悪化を確認した際は看護師が医師に相談。医師は必要に応じてオンライン診療や入院調整を行う。24時間体制で患者からの相談を受け付ける電話相談窓口も開設した。
県によると、26日時点で3市町村の自宅療養者は61人で、うち悪化リスクのあるのは8人。同モデルの実施は藤沢や鎌倉、横須賀市などに次いで県内6カ所目となる。