アストロズがさらなるブルペン補強 マーリンズからガルシア獲得

マリナーズとの2対2のトレードでケンドール・グレイブマンとラファエル・モンテロを獲得したばかりのアストロズがブルペンのさらなる補強に動いた。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、アストロズはマイナー外野手のブライアン・デラクルスとのトレードでマーリンズから救援右腕のイミー・ガルシアを獲得。マリナーズのクローザーに続いて、マーリンズのクローザーもアストロズのブルペンに加わることになった。

現在30歳のガルシアは今季ここまで39試合に登板して36回1/3を投げ、3勝7敗15セーブ、2ホールド、防御率3.47、35奪三振を記録。5月末の時点で防御率1.66をマークしていたが、6月に防御率5.40、7月に防御率7.11と打ち込まれたため、シーズン通算の防御率は3点台中盤まで悪化してしまった。昨季は新型コロナウイルス感染による離脱があり、14試合のみの登板に終わったものの、防御率0.60という素晴らしい成績をマーク。2019年まではドジャースでプレーし、2015年に59試合、2019年には自己最多の64試合に登板している。

ガルシアとのトレードでマーリンズへ移籍するデラクルスはドミニカ共和国出身の24歳の外野手。今季は自身初のAAA級で66試合に出場し、打率.324、12本塁打、50打点、2盗塁、OPS.880の好成績を残している。昨季までのシーズン最多本塁打は2019年の8本であり、今季の12本塁打はすでに自己記録を更新した。

アストロズはクローザーのライアン・プレスリーが41試合に登板して4勝1敗18セーブ、1ホールド、防御率1.88の好成績をマークしているものの、6ホールド以上の3投手はいずれも防御率4点台以上とセットアッパーに人材を欠いていた。弱点であるセットアッパーにグレイブマンとガルシアが加わり、勝ちパターンの継投は大幅にグレードアップすることになりそうだ。

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