【東京五輪】聖火トーチ、横須賀で学校などに貸し出し リレー走者の指導員所有

貸し出される聖火リレーのトーチ=横須賀市役所

 聖火リレーのトーチを身近に─。横須賀市は、東京五輪の聖火リレーで走者を務めた学童保育指導員の池井将さんが所有するトーチを、市内の福祉施設や学校などに貸し出す。

 市内在住の池井さんは、6月29日の点火セレモニーに参加。その後、使用したトーチを福祉施設に貸し出したところ喜ばれたといい、「横須賀の代表として(ランナーに)選ばれた。コロナ禍の今、貴重な経験を市民の方に還元し笑顔になってほしい」と池井さんから市に貸し出しの申し出があったという。

 対象は、市内の福祉施設、病院、学校、スポーツ団体など。展示や記念撮影などに活用されることを想定している。期間は9月30日までで、1団体につき1週間程度貸し出す。トーチの受け渡しは同市役所で行う。

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