【高校野球神奈川大会・決勝】横浜の勢い止められず 横浜創学館の2年右腕・遠藤「強くなりたい」

【横浜―横浜創学館】5回裏横浜無死1、2塁のピンチでマウンドで話す創学館リリーフ遠藤と捕手井上

 横浜創学館の2年生右腕遠藤は、課題と収穫をつかんだ。

 2番手で登板した五回に四球からピンチをつくり、4長短打を許して4失点した。「勢いでいこうとして冷静さを欠いてしまった。チームに流れをつくれなかった」と悔しがった。

 今大会3試合目で初めて失点したが、決勝の雰囲気を味わったのはなかなか得られない経験だ。

 主戦山岸の力投に刺激を受けた182センチの背番号10は、秋からエースとしての活躍が期待される。「一人で投げ抜いていた姿を見て、自分も強くなりたいと思った。来年この舞台に戻ってきて、勝ちきれるように頑張ります」。

 雪辱の思いを胸に球場を後にした。

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