鳥瞰図で「江の島」一望 CG駆使、一軒一軒精緻に 土産物店社長、藤沢市に寄贈

鳥瞰図を鈴木市長(中央)に寄贈する福島社長(左)と市川さん(右)=藤沢市役所

 神奈川県藤沢市江の島で土産物店を営む福島屋物産の福島進社長が、自社で手掛けた江の島の鳥瞰(ちょうかん)図を同市に寄贈した。

 鳥瞰図は横72.8センチ、縦51.5センチ。市内在住のデザイナー市川勝典さんが構想から20年近くをかけ、現場での取材や、江の島をさまざまな角度から撮影した写真などを基に制作。市街地を望む江の島をパノラマ状に描いている。島内の住宅一軒一軒が精緻に描かれている点が特徴。

 市川さんは3年前からコンピューターグラフィックスを活用し本格的に制作に着手。「この3年、ほぼ毎日、描き続けてきた。納得のいく作品に仕上がった」と語った。福島社長は「江の島は東京五輪セーリング競技の会場。五輪開催前に鳥瞰図が完成し感慨深い」と述べた。

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