8月も厳しい暑さ続く予想 北日本は引き続き雨が降りにくい地域も 気象庁1か月予報

1カ月予報(平均気温)

 気象庁は29日(木)、向こう1か月(7/31~8/30)の天候の見通しを発表した。北・東・西日本は、向こう1か月の気温が高く、特に8月前半は気温がかなり高くなる所がある見込み。

 湿った空気の影響を受けにくいため、向こう1か月の降水量は、北日本太平洋側と西日本日本海側で平年並みか少なくなりそうだ。特に、8月前半の北日本は、降水量がかなり少ない状態が続く所がある見込み。

1カ月予報(降水量)

1週目(7/31~8/6) 北日本、東・西日本の日本海側は湿った空気の影響を受けにくく、平年に比べて晴れの日が多い見込み。沖縄・奄美では、湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。

2週目(8/7~8/13) 北日本日本海側は低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べ晴れの日が少ない見込み。東・西日本と沖縄・奄美では、平年と同様に晴れの日が多くなりそうだ。

1カ月予報(日照時間)

3~4週目(8/14~8/27) 東・西日本と沖縄・奄美は、平年と同様に晴れの日が多い見込み。

広範囲に「高温に関する早期天候情報」

29日(木)高温に関する早期天候情報 出典=気象庁HP

 北・東日本、近畿日本海側は、今後2週間程度は暖かい空気に覆われやすく、平年より気温の高い日が多い見込み。特に、8月4日(水)ごろからの5日間ほどは、気温がかなり高くなる可能性がある。

 このため、気象庁はこれらの地方に「高温に関する早期天候情報」を発表した。内陸を中心に35℃以上の猛暑日となる所があるため、農作物や家畜の管理、熱中症対策など健康管理に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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