【競泳】岩崎恭子氏がバタフライ銀の本多灯に金言「心を鍛えることも大事」

表彰式で喜びを表現した本多灯

1992年バルセロナ五輪競泳女子200メートル平泳ぎ金メダルの岩崎恭子氏(43)が、競泳男子の本多灯(19=アリーナつきみ野SC)に金言を送った。

29日の男子200メートルバタフライ決勝で150メートルを4番手で折り返した本多だが、得意のラストスパートで自己ベストとなる1分53秒73を叩き出し、銀メダルを獲得。不振の男子勢でメダル第1号に輝き「チームの流れがよくなかったので、ここで僕が一発ぶちかましていい流れを作りたいと思っていた」と笑みを浮かべていた。

岩崎氏は「最後まで諦めない選手がしっかりと残っていると思う。本多選手ももともと後半が得意だったので、自分の持ち味を出したっていうところがメダルにつながった。とにかくすごくポジティブで明るい性格なので、そういうところも良かったと思う」と褒めたたえた。

今回は若さと勢いで表彰台に立ったが、今後は世界からマークを受ける立場になることから「メダリストっていうのを感じながらも、プレッシャーをできるだけ感じないように心を鍛えることも大事なんじゃないかなと思います。やっぱりプレッシャーを感じる人と感じない人がいると思う。その中で感じなかったらそれでいいが、重荷にならないような取り組みをしていかないといけないと思う」とアドバイスした。

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