長崎市坂本1丁目の長崎大坂本キャンパスに感染症研究施設「バイオセーフティーレベル(BSL)4」が完成したのを受け、建設に反対する住民らは29日、「稼働は絶対に許さない」と訴える抗議文を同大に送付した。市役所で記者会見し、稼働差し止めを求めて、早ければ来月にも長崎地裁に提訴する意向を明らかにした。
会見したのは、周辺住民や市民らでつくる「BSL4施設計画の差し止めを求める会」(山田一俊代表)。「住民合意のない建設を強行した横暴に改めて抗議する」「安全性はいまだに立証されていない」などとした抗議文を読み上げた。
山田代表らによると、稼働差し止め訴訟原告団への参加を周辺住民らに募ったところ、50人以上の申し込みがあった。30日には坂本キャンパス近くで抗議行動をする予定。
感染症研究施設「BSL4」差し止め 提訴ヘ 反対派市民団体 長崎大に抗議文
- Published
- 2021/07/30 10:32 (JST)
- Updated
- 2021/07/30 12:26 (JST)
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