【トレンド】ドラッグストアの解熱鎮痛薬、6月の売上が前年比35%増に

【2021.07.30配信】ビッグデータマーケティングの株式会社True Data(トゥルーデータ/本社:東京都港区、代表取締役社長:米倉 裕之氏) は、同社の統計データをもとにドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2021年6月の消費動向を公表した。それによると、ドラッグストア1店舗あたりの購買金額は前年同月と比べ5.5%減少、食品スーパーマーケットは0.3%減少した。ドラッグストアの伸び率ランキング1位は「農産珍味」、2位は「解熱鎮痛薬」。「解熱鎮痛薬」は食品スーパーマーケットでも伸び率ランキング1位になってる。ワクチン接種が進んだことによる影響と考えられるとしている。

True Data社のデータ分析によると、全国ドラッグストアにおける2021年6月の1店舗あたりの購買金額は、前年同月比5.5%減少。
客数をあらわす1店舗あたりのレシート枚数は前年同月に比べて7.6%減少した。
一方、1レシートあたりの購買金額は2.3%増加した。1回の買い物でまとめて購入する傾向は継続している。

カテゴリ別の対前年伸び率ランキングでは、最も売り上げを伸ばしたのは「農産珍味」(むき栗、ナッツ、干しいもなど)で、前年同月比38.8%増だった。前月に続き、2か月連続で伸び率ランキング1位を記録した。

ランキング2位の「解熱鎮痛薬」は前年同月比35.3%増。
前月はTOP10圏外だった「スピリッツ」が前年同月比10.6%増、「ビール」が10.5%増、それぞれ売り上げを伸ばした。

全国食品スーパーマーケットにおける2021年6月の1店舗あたりの購買金額は、前年同月比0.3%減少。カテゴリ別の対前年伸び率ランキングでは1位が「解熱鎮痛薬」で、前年同月比42.0%増だった。

本分析は、全国ドラッグストア、食品スーパーマーケットのPOSデータをもとに統計化した購買データで集計。データには店舗・個人を特定する情報は含まれていない。
データ出典はTrue Data。

同社は日用消費財メーカー企業を対象に、月次レポート「新型コロナウイルスで変化した購買行動分析レポート」を提供している。レポートでは、ドラッグストア・スーパーマーケットの購買金額、カテゴリ別などのデータを掲載し、新型コロナウイルスの流行による消費の変化をまとめている。

本レポートの抜粋版(ドラッグストア版)は下記からダウンロードできる。
https://www.truedata.co.jp/combat_covid19_report/

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000039871.html

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