IOCと組織委がコロナ感染者激増と五輪の関連を再否定「都知事と首相もリンクはないと言っている」

高谷スポークスパーソン

国際オリンピック委員会(IOC)と東京五輪・パラリンピック組織委員会は30日、定例会見を開き、都内で増え続ける新型コロナウイルス感染者と五輪との関連を改めて否定した。

この日、大会関係者から新たに27人の新型コロナウイルス陽性者が出たと発表。うち選手は3人、大会関係者4人、ボランティア4人の内訳となり、業務委託スタッフ15人、メディアが1人で29日の24人を更新し過去最多となった。

都内全体では、29日に新たに3865人が感染し、3日連続で過去最多を更新する中、選手団と一般市民が交わらないバブル方式の不十分さなどが指摘されており、安心安全な大会運営が疑問視されている。

会見に出席したIOCのマーク・アダムス広報部長は「(懸念は)理解できる」としつつ「東京都知事と首相もリンクはないと言っている」と改めて五輪と都内の感染拡大に関連性がないことを語った。高谷正哲スポークスパーソンも「昨日、小池知事が人々の動きについて言っていたが、五輪の最中は自宅でのテレビ観戦が奨励されている。テレビの視聴率が非常に高くなっているのがそれを証明している。我々の方でも厳格なコロナ対策を取っている」と強調した。

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